中門漆器は、昭和元年の創業以来輪島塗に携わってまいりました。輪島塗はその歴史の深さから、素材や、作業工程に様々な工夫があり、また様々な時代に合ったものを積み重ねたものが現代の輪島塗となっています。
伝統工芸とは、昔と変わらぬ高品質なものを作る技術を守るところにありますが、私は輪島塗は先人たちのたゆまぬ努力と、試行錯誤、創意工夫の歴史であると私は考えます。
先人の技術を守ることと、試行錯誤、創意工夫を続けることの両方が合わさったものが、輪島塗の伝統工芸であり、新しい輪島塗を工夫・創作していくことで更なる品質の輪島塗が出来ると思っております。
私どもはこのことを胸に刻み、変わらぬ良いものと、今までなかった新しい輪島塗の両方を製作してまいります。
1958年 | 輪島市生まれ |
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1980年 | 父、中門 守に弟子入り(輪島塗、伝統工芸士) |
1996年 | 金沢、蛇の目画廊出展 |
1997年 | 金沢、椀々展出展 |
2000年 | 輪島塗見本展、輪島漆器組合長賞受賞 |
2002年 | 輪島塗見本展、県知事賞受賞 |
2003年 | 輪島塗見本展、市長賞受賞 |
2008年 | 輪島塗工芸総合コンテスト、 輪島商工会議所会頭賞受賞 |
2011年 | 第四十六回全国漆器展林野庁長官賞受賞 |
2012年 | 2012伊勢丹国際クラフト展入選 |
2014年 | 石川伝統工芸フェア2014、優秀賞「おしゃれなハイカラ工芸」 金沢城・兼六園大茶会工芸作品展、入選 |
輪島塗本来の塗りの技法、技法を生かし、今までに無い色使いと技法で変わり塗りを編み出し、特技としている。 今後は和だけでなく、洋の分野にも進出出来得る色彩感覚を磨いてゆき、他に類を見ない作品創りに励みたいと思います。