高齢者に優しい器

輪島塗の器は素地が木で軽く、下地に地の粉を使うため堅牢で上塗漆をかけると口当たりが優しく手に持った時の漆の温もりが感じられます。又汁物を入れても熱さが手に伝わらない特徴があり高齢者には最適な器です。

使い易さを重視し、福祉に携わっている方やケアーマネージャ・専門家などと、使用感テストを実地しながら開発した器やスプーンは、デザインや形状的には、口に添うように器に口を付けて、食べ物が流れ易く溝をつけ、量的にも個々に合うように、大きさを変えて製作しています。

輪島塗では昔から伝わる、乾漆技法で製作しており形状が自由に作れるため、個々に合わせてオーダーメードも可能です。スプーンも手に添うような形状で、手にぴったりくるのも、当工房のオリジナル商品ならこそ使う人も、介助する方も使い易い器です。